医学部で行われていた不正経理で、直接関与した37人を含め、処分を受けた教員は53人にのぼることが12月18日までに分かった。現在、助教授1名が処分を審査中。【12月18日 UNN】
今回の事件は医学部・医学系研究科の教員が、生協に研究用の備品を発注したように見せて生協内の各自の口座に国費の補助金をプールし、その後に請求品とは別の物備品の購入などをしたり、年度を越えて補助金を使用したもの。?
学内調査の結果結果、1996年度以降の6年間で172件、総額2909万9473円にのぼる不正経理が行われていたことが判明。大学は11月28日に臨時の評議会を開き、関与者・監督者ら54人を処分することを決定した。うち52人を訓告・厳重注意し、補助金の一部を私的流用したとされる助教授1人を12月13日付けで減給10%(1か月)の懲戒処分にした。また同じく私的流用が疑われる助手1人が処分に異議を申し立てており、現在処分を審査中。
大学では事件の主な原因に「使用者(教官など)の確認行為を信じ、契約事務担当者が伝票の物品と納入された物品を照合することが十分なされていなかったこと」などを挙げ、今後は契約事務担当者が一括して備品の発注や検収を行うという。
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