女子タッチフットボールの日本一を決める第8回さくらボウルが1月3日、東京ドームで行われた。学生王者の神戸大は社会人王者の関西アウィリーズと対戦したが、12-34で完敗した。【1月3日 神戸大学NEWS NET=UNN】
12月7日の東西大学王座決定戦で優勝し、4年連続のさくらボウル出場となった神戸大。史上最多の3回目の優勝を狙ったが、その前に昨年王者の「関西アウィリーズ」がまたしても立ちはだかった。
第1Q、さっそく猛攻を見せるアウィリーズに、あっさりと先制を許すと、浮き足だった神戸大は、チャンスでインターセプトを連発される。第2Q、QB清水のランで1TDを返すも、相手QB東本がラン、パスとも抜群のキレを見せ、差を広げられていく。
後半もエンドゾーン手前でインターセプトを食らうと、最後はダメ押しの2TDを喫し万事休す。12-34で完敗し、2年ぶりの女王返り咲きはならなかった。
神戸大ОGを中心に結成された「関西アウィリーズ」は、さくらボウルを連覇(00、01年)した神戸大黄金時代を支えた選手が主力という因縁の相手だ。しかも2度対戦し、1度も勝っていないだけに「今度こそ『先輩』を超えたい」(QB清水)と強い気持ちで試合に臨んだ。
しかし、「(大舞台)の雰囲気に飲み込まれた」(今岡コーチ)という神戸大は、序盤で守備陣が持ちこたえられず連続失点。そのあせりがオフェンスのミスにもつながるという悪循環で、数えたターンオーバーは実に4回。最後まで流れは引き寄せられなかった。
「序盤、集中できていなかったし、それを立て直せなかった」と香川主将。今季、精神面が課題と言い続けた今岡コーチも「力はあるのに、それを出し切れなかった。残念です」と苦い表情だった。
「今季最高の試合」とみな口を揃えた東西王座決定戦。「あの時のように(チーム)がまとまれれば...」と悔やむ香川主将だが、最後は「みんながいたからここまで来れた」と涙声で話した。
●第8回さくらボウル(1月3日・東京ドーム)
神戸大 0 6 0 6=12
関西アウィリーズ 7 13 0 14=34
▽敢闘選手 QB清水晴代
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