落語研究会による「新春寄席」が1月21日から23日までの昼休み、国文キャンパス休養室で開かれた。寒さのためか客足は例年よりは伸びなかったが、客席には大きな笑い声が響いていた。【1月23日 神戸大学NEWS NET=UNN】
初日の21日に演じられたのは、甲家勢徒さん(工・1年)の「餅屋問答」と、拡益亭枕貴さん(経済・2年)の「湯屋番」。
「餅屋問答」では、成り行きから寺の住職に扮した餅屋の主人が、訪ねてきた旅の僧と禅問答を繰り広げる。勢徒さんは、奇妙なポーズを取り合うおかしな禅問答の様子を、迫力たっぷりに表現した。一方、登場人物の甘えた声音で笑いを誘ったのは枕貴さん。怠け者の若旦那が銭湯の番頭になる「湯屋番」で、妄想癖の激しい主人公の笑い話を描いた。
今回の寄席は、同研究会の幹部が交代してから初めての学内舞台。「演題とか、自分たちが決めるようになる。でも、内容はまだまだです」と枕貴さん。新会長の甲家鬼久さん(経済・2年)は「学内でも気軽に声をかけられるような、神戸大の身近な人気者になりたい」と目標を話した。
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