学務部学生生活課によると、1月末現在の就職内定率は昨年より5・9ポイント低い77・3%(医学部を除く)だったことが3月5日までにわかった。社会的な雇用情勢の悪化を受け、神戸大生の同時期の内定率は近年下降気味にある。【3月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】
学部別に見ると、文学部(75・8%、昨年比12・2ポイント増)や国際文化学部(90・0%、同11・5ポイント増)などで上向いたが、法学部では昨年比約40ポイント減の48・3%。全体の内定率にも影響した。
また、文理別では文系が78・4%(同2・2ポイント減)、理系が74・4%(同6・8ポイント減)で、理系で大きく減少した。男女別では男子が79・1%(同4・5ポイント減)、女子が74・7%(同1・8ポイント減)と、今年は男子が大きく下降気味。
ただし、この結果は各学部に届けがあったものをそれぞれ独自に集計したもので、実態の内定率はこれを上回ると予想される。昨年も最終的には上向き傾向に転じた。学生生活課職員は「数字は下がっているが、最終的には例年並に落ち着くはず。(内定率調査方法を)きっちりした数字が出るように整備しないと」と話している。
●1月末における就職内定率 ()は内数で女子
卒業予定者数 | 就職希望者数 | 就職(内定)者数 | 就職(内定)率(%) | 昨年比 | |
文学部 | 101(57) | 66(34) | 50(26) | 75・8 | +12・2 |
国際文化学部 | 138(97) | 120(84) | 108(33) | 90・0 | +11・5 |
発達科学部 | 269(159) | 152(86) | 133(75) | 87・5 | +8・0 |
法学部 | 245(96) | 180(75) | 87(37) | 48・3 | -39・9 |
経済学部 | 287(65) | 233(51) | 210(48) | 90・1 | +3・6 |
経営学部 | 295(62) | 224(51) | 214(48) | 95・5 | +1・2 |
理学部 | 229(51) | 43(6) | 30(4) | 69・8 | +0・4 |
医学部保健学科 | 171(140) | 148(121) | 83(72) | 56・1 | -8・3 |
工学部 | 587(69) | 157(22) | 137(18) | 87・3 | -6・3 |
農学部 | 180(84) | 62(39) | 55(35) | 88・7 | +3・9 |
法学部夜間主 | 55(22) | 22(11) | 1(0) | 4・5 | -73・3 |
経済学部夜間主 | 52(16) | 38(12) | 18(10) | 47・4 | +10・5 |
経営学部夜間主 | 47(16) | 23(9) | 9(3) | 39・1 | -23・0 |
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