神戸大剣道部の創部百周年記念式典が4月26日、神戸大六甲台道場で行われた。現役部員、OBをはじめ200人以上が集まり、一世紀におよぶ歴史を祝った。【4月26日 神戸大学NEWS NET=UNN】
剣道部のルーツは神戸大の前身校の神戸高商時代にさかのぼる。開学の翌年の1903年に武術部の中の撃剣部として誕生。「明治剣道界の三傑」と呼ばれた高橋赳太郎らが指導にあたり、全国大会での優勝も経験した。その後、戦後に一時休部の事態に陥るも、新制神戸大で53年に復活。以降、半世紀にわたって活動を続けている。
式典当日は、戦前の卒業生から現役部員まで、剣道部関係者が勢ぞろい。久々の再会を懐かしむ声が飛びつつも、式が始まると試合さながらの緊張感に包まれた。挨拶をした主催者代表の藤田誠一部長は部の歴史を振り返り、現役部員に「みなさんの後ろにはこれだけの先輩がいる。自信を持って次の百年の歴史の基礎を築いてほしい」とエールを送った。
中野淳主将は「顔も知らない先輩でも、同じ競技をしていることでつながれる。伝統があるクラブなんだと再認識した」と式の盛況ぶりに笑顔。「(これからは)いま学生である僕たちが歴史をつくっていく」と決意を込めた。
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