神戸大と神船大との統合に向け、神船大生協は7月16日の総会で解散し、10年の歴史に終止符を打つことになった。10月からは、神戸大生協として業務を始める。【6月20日 神戸大学NEWS NET=UNN】
神船大生協は、7月16日に行われる神戸大との合併総会で解散し、10月までに清算手続きを行う。大学が夏季休業に入る8、9月中も通常の業務は続け、10月1日から新「神戸大生協」とる。今年で10年の節目をむかえる神船大生協は、統合という新たな一歩をふみだすことになった。
統合すれば、深江にキャンパスがある神船大の学生が、神戸大内のキャンパスでも、組合員割引などのサービスを受けることも可能になる。また、両生協店舗間で、商品を融通させることもできるようになるなど、統合による利点は多い。
ただ、利点ばかりではない。統合によって、神船代生協の組合員間で意思疎通がうまくいかなくなるのではないかという懸念がある。神船大生協の組合員は、約1200人。組合員の要望を迅速に業務に反映する「顔の見える」運営が、神船大生協のモットーだった。約1万7000人の大規模な神戸大生協に組み込まれると、その良い伝統が失われる不安もある。組合員間の意思疎通をこれまで通り維持していくことが、統合後の課題だ。「アットホームな感じが神船大生協のいいところ。それが失われるのは悲しい」と神船大生協販売店長の高橋憲三さんは語る。
学生生活を側面からサポートする生協。「互いの違い、良さを認め合った上で、自由に問題点を指摘しあえる新生協を目指す」と神戸大生協理事の寺尾さんは、統合への意気込みを話した。
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