神戸大都市安全研究センターの石橋克彦教授は7月7日、札幌市で開かれている第23回国際測地学・地球物理学連合の総会で、東海地震が直撃する浜岡原発の震災による放射能漏れの危険性を指摘した。【7月8日 UNN】
石橋教授によると、日本の原子力発電所の建設は1960年代初期に始まり、この頃はまだ現代地震科学の基礎理論が普及していなかった。このため、核施設の耐震設計の公式基準について古く不十分と指摘。日本の大部分の原発は大地震によって事故が起きやすいと警告した。東海地震の想定震源域の真上に位置する浜岡は、地震により重大事故が起きた場合、大量の放射能漏れで無数の犠牲者が出るという。
これに対し中部電力は、地震に対する耐久性は備わっており国の指針でも安全上問題はないとしている。
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