先週から始まっていた、学内パソコン利用時などに使うパスワードの配布が、7月末まで期間を延長して続けられることが分かった。この措置は、6月17日に発覚した、大学サーバーへの不正侵入事件を受けたもの。【7月13日 神戸大学NEWS NET=UNN】
大学では、不正侵入を受けて、情報の安全性確保のため学生や教職員らの初期パスワード約2万3000人分を7月4日から6日にかけて変更。先週から各学部の教務掛などで配布を始めていたが、10日の時点でまだ受け取りを済ませていない学生がいることから、配布期間延長を決めた。14日からは、学部1年生は国文キャンパスにある学生センター内で、学部2年生以上および院生は所属学部・研究科(工学部、医学部は学科ごと)の教務掛で配布を行う。パスワードの受け取りには学生証の提示が必要。
学術情報基盤センターによると、初期パスワードの変更作業はトラブルもなく完了した。今後、学内のパソコンを利用する際、不正侵入発覚後から6月30日までに自分でパスワードを変更しなかった利用者は、配布された初期パスワードを使うことになる。このうち、メールソフトとして「AL-Mail」を使っている利用者は、メールのアカウントのパスワードも変更が必要。
自分でパスワードを変えていた利用者については、今後も自分で設定したパスワードでパソコンを利用できるが、パスワードを忘れてしまった場合などにセンターからパスワードの再発行を受ける際には今回の通知書が必要になる。
パスワードの配布について、夏休みに入る8月以降の予定は未定だが、情報基盤センターでは早めに配布を受けることを呼びかけている。また、今回の不正侵入を受けて休止中のウェブ版休講掲示板システムの復旧は、まだ先になる見込みという。
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