神船大生協の解散総会が7月16日、神船大大学会館で行われ、生協関係者ら13人が出席した。解散議案は、賛成多数で可決された。【7月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】
議決は、総会出席者14人の挙手と、組合員658人の書面投票によって行われた。解散議案は、賛成644票が反対票15票を大きく上回り可決された。これを受けて、神船大生協は10月1日より、神戸大生協海事科学部支部として営業を開始する。
清算手続きについては、本来は、8~9月中に行う予定だったが、10月以降に持ちこしになった。神船大生協組合員は10月初旬に、神戸大生協の組合員証を受け取ることになる。
総会では、上半期の決算報告も行われた。神船大生協の本業の儲けを示す当期未処分利益は、57万の黒字。一方、神戸大生協は5000万円の大幅な赤字を出している。出席者の間では、「神戸大生協の財務内容が悪化しているが、神船大生協組合員は、どうリスクを負担するのか」などの点で話し合いがされた。
総会の最後に、大辻友雄理事は「10年近く続いた神船大生協が終わりを迎える。新しい生協に慣れるには時間がかかるだろうが、サービス向上をはかっていきたい」と述べた。
出席した学生からは、「新しい生協になったら、神船大生協の『顔の見える活動』を続けるのは難しいのでは」という不安の声がある一方、「老舗の生協と一緒になって、サービスの幅が増える」と期待の声も聞かれた。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。