小中校に学習支援室 大学生などが常駐

 文部科学省は8月14日、小中学校に「学習支援相談室」を設置し、退職教員や教員志望の大学生が児童・生徒を個別指導する「学力向上支援モデル事業」を来年度から実施する方針を示した。【8月14日 UNN】

 学習支援相談室は、文部科学省が今年度から始めた「放課後学習チューター」のモデル事業を拡充したもので、きめ細かな指導により「確かな学力」の向上を図る狙いがある。新たな学力向上支援モデル事業の特徴は、放課後に限らず、授業の合間でも相談できるようにしたことで、補習だけでなく発展的な内容を学ぶことも可能だ。
 スタッフは有給で「学力向上支援員」と名付けられ、教員志望者や退職教員のほか、地域の人材も登用できる。教員志望者にとっては、教育実習以外に実務的な経験を積むことができる利点もある。

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