関西学生ラクロスリーグ女子の神戸大-同大が8月16日、鶴見緑地公園運動場で行われた。今季から1部に昇格した神戸大は、同大の堅守の前に0-15で完封負けを喫した。【8月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】
昨年、念願の1部復帰を果たした神戸大。開幕戦で、その壁の高さを思い知らされた。
対戦した同大は、リーグ2連覇中の関西女王。神戸大は、前半開始3分に先制され、その後はなかなか態勢を立て直せない。前線からプレッシャーをかける同大ディフェンスの前にパスやボールキープでミスが頻発。反撃の芽をつまれると、エースAT茶本を中心とした同大に次々と得点を挙げられ、前半を0-10で終える。
後半に入って守備陣が安定しだした神戸大だが、関西女王のリズムは止められない。前半のようには陣形を崩されないものの、個人能力で水をあけられる同大攻撃陣の突破力にシュートコースをこじ開けられ、さらに5失点。攻撃ではAT福永、岡らが少ないチャンスで正面突破を試みたが、最後まで同大ゴール前の鉄壁を崩せなかった。
「前半は相手の雰囲気に飲まれてしまった」と岸主将。余裕を見せる王者・同大とは対照的に、神戸大はパスなどでミスが目立った。
強豪ひしめく1部リーグを戦っていく上で、1対1(ワン・オン・ワン)でも負けないキープ力の向上が今後の課題だ。今年はそのための練習を中心にこなしてきた。今日の試合で主将代理を務めたMD遠藤は、「まずはワン・オン・ワンで抜くことが大事。その上で全員が動けるようになれば」と話す。
1部復帰を果たしたチームはまだまだ未完成。目標は1部5位以内と謙虚だが、今後の成長が鍵になる。
●第14回関西学生ラクロスリーグ戦女子(8月16日・鶴見緑地公園運動場)
神戸大 0 0-10 15 同大
0-5
【神戸大】
【同 大】茶本6、吉本3、森井3、玉澤2、西村1
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。