関西学生ラクロスリーグ戦男子の神戸大-甲南大が9月4日、王子スタジアムで行われた。前半は甲南大にリードを許す展開だったが、王者の意地を見せた神戸大が8-7で辛勝した。【9月4日 神戸大学NEWS NET=UNN】
地元スタジアムでのゲームとなったこの試合。神戸大側のスタンドには応援団も駆け付け、試合前は格下の甲南大相手に圧勝ムードが漂っていた。
しかし、予想に反して神戸大は立ち上がりが安定しない。第1Q4分、甲南大AT吉原から、ゴール前フリー状態のMF横井へ縦パスを通され、1失点。その後は遅攻を織りまぜた甲南大のペースにのまれ、攻撃時間をかせげない。神戸大はAT京田やMF野村が個人突破で得点をあげるものの、前半を終えて3-5と先行される。
後半に入って落ち着きを取り戻した神戸大。MF服部を中心に攻撃を組み立て、第3Qで3得点をあげて逆転する。シュートミスも目立ったが、8-7で辛くも勝ち星を獲得した。
格下校相手の苦戦に、筒井ヘッドコーチは渋い顔。「今年のチームは精神面がまだ足りない。自分たちで(試合の)リズムを作れる強さが必要だ」。勝ちは収めたものの、遅効を効果的に取り入れた甲南大の攻撃に、リズムを狂わされた。
リードを許して焦りが出たと話す京田主将も、「相手はゲーム展開がうまかった。(格下だと思って)気持ち的に油断があった」と素直に認める。
しかし、「自分らのラクロスができれば、まず負けないはず」(京田主将)と、自信ものぞかせた神戸大。逆境にも動じないゲームメイクが、今後のリーグ戦のカギになる。
●第14回関西学生ラクロスリーグ戦男子(9月4日・王子スタジアム)
神戸大 1 2 3 2=8
甲南大 2 3 0 2=7
【神戸大】熊野2、野村2、京田2、服部、近藤
【甲南大】横井3、廣嶋、北原、吉原、青木
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