阪南大に負け越し 近畿学生野球秋季

 近畿学生野球秋季リーグ第2節の神戸大-阪南大の2回戦が9月12日、舞洲野球場で行われた。打線がつながらなかった神戸大は3-4で敗れ、2連敗で勝ち点を落とした。【9月12日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo 一回裏二死、2ストライク2ボールから「直球を待っていた」と言う神戸大3番福本が、狙い球をレフトスタンドにたたき込む。最高の先制攻撃を見せた神戸大だが、その後は打線がつながらない。3回には、阪南大先発・伊達と2番手・諏訪の4四死球で押し出しの2点を得るも、試合を通しての安打は阪南大の14本に対して5本と水をあけられた。
 頼みの守備では、先発・横田が五回までに6四死球と投球が安定せず2失点。6回からマウンドに上がった塚本も、四死球や相手の盗塁などでリズムを作れない。六回と八回に1点ずつを失い、3-4で阪南大に逆転負けした。

 両チームとも投手の制球が乱れた序盤。試合の流れを決めたのは、やはり打線だった。得点を見れば三回には2得点を挙げている神戸大だが、内容はどちらも押し出し。板井主将は「あの回はもう2点、追加できた」と悔しがる。今季初の本塁打を放ってガッツポーズを見せた3番福本も、試合後は「チームが負けてしまいましたからね」と表情は硬い。
 この試合で勝ち点を落とした神戸大は、リーグ優勝に向けてもう後がない。次の対戦相手に控えるのは強豪・奈産大。板井主将は「後手に回らないよう、初戦を取らないと。命かけて勝ちにいく」と闘志を燃やした。



●近畿学生野球秋季リーグの第2節2回戦(9月12日・舞州野球場)
阪南大 010 101 010=4
神戸大 102 000 000=3
【阪南大】伊達、○諏訪、鈴木-池内
【神戸大】横田、●塚本-久米

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