立命にまさかの惨敗 男子ラクロス

 関西学生ラクロスリーグ戦男子の神戸大-立命が9月20日、舞洲運動広場で行われた。昨年王者の神戸大は5-13で敗れ、今季初黒星。目標に掲げていた「全勝優勝」の道は閉ざされた。【9月20日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo 激しい雨が降る中で行われた今試合、序盤は両チームの特徴が出た立ち上がり。個人技を中心とした速攻のブレイクスタイルの神戸大と、パス回しから組織的な遅攻で攻める立命。開始3分に立命MF西林のミドルシュートで先制点を挙げられると、神戸大はMF古賀がカウンターで切り返し、2-2で第1Qを終える。
 試合が動き始めたのは第2Qから。グラウンドボール(こぼれ球)の奪取などでリズムを作る立命に対し、神戸大は攻撃時間をかせげない。調子を崩すと、第2、3Qでそれぞれ4点を失ってしまう。MF服部らを中心に反撃を図るが、立命の組織的な攻守を破れず、5-13でまさかの大敗を喫した。

 台風の影響で悪天候に見舞われた今週末、リーグ戦も大荒れの模様を呈した。5連覇中の王者・神戸大に土がつき、続く関学-京大でも昨年2位の関学が5-10で敗北。リーグ成績は京大が全勝を守って頭一つ抜け出し、神戸大、関学、立命が1敗で後を追う。4校どうしの対決もまだ控えており、ファイナル3(リーグ戦上位3校による決勝トーナメント)出場権の見通しは曇ったままだ。
 神戸大は、立命戦を制せばファイナル3出場がほぼ決まっただけにこの日の黒星が悔やまれる。「勝ちに対する執念の差が出た」と近藤コーチ。京田主将は「油断していたところも含め、力不足だった」と、長いため息をついた。
 6連覇に向け、もう後がなくなった神戸大。「目先のことは考えずに、がむしゃらに練習するしかない」(副主将のMF服部)、「かつての(5連覇を果たした)強い神戸大への甘い気持ちを捨てて、現状を見つめ直す」(京田主将)。まさかの敗北を、貴重な糧に変えられるか。



●第14回関西学生ラクロスリーグ戦男子(9月20日・舞洲運動広場)
神戸大 2 1 0 2=5
立 命 2 4 4 3=13
【神戸大】近藤2、服部、前田、古賀
【立 命】北川3、市田2、西林2、平井2、新2、室田、梶原

京大 5 3 2 0=10
関学 0 1 1 3=5
【京大】中西3、大和田2、宮本2、岡田、植田
【関学】三浦2、中塚、近藤、木下

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