関西学生アメフットリーグ神戸大-関学が10月5日、王子スタジアムで行われた。神戸大はあと一歩及ばず、7-9で惜敗。開幕3連敗を喫してしまった。【10月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】
神戸大は関学のオープンへのランなどを止められない。しかし、ゴール前まで攻め込まれると守備陣が奮起し、LB岩田、肥田らのタックルで関学の攻撃を止めFGに抑え込む。攻め込まれるもFGに抑えるパターンで関学をFG2本に抑え、0-6で前半を折り返す。
神戸大の反撃は第3Qだった。開始5分、関学ゴール前でのパントスナップミスのファンブルをTE中川がリカバー。ゴール前1ヤードからQB江端が飛び込んでTDを奪い、逆転に成功する。しかし、その後は攻撃陣がまったく前進できない。関学の攻撃時間が長くなると第4Q6分に3本目のFGを決められ万事休す。最後のパス攻撃もインターセプトという最悪の結果に終り、開幕3連敗となってしまった。
神戸大には後味の悪い試合となった。第2Q終了直前、P矢野川のパントを関学R福井がファンブル。TE石原がリカバーし、敵陣21ヤードからの攻撃開始と絶好のチャンスを得る。第4ダウンギャンブルを成功させるなど勢いに乗って攻める神戸大だったが、敵陣14ヤードからQB江端がWR村上健へのパスを失敗した後、ゲームプランが狂ってしまった。
原因は審判のミスで時計が止まらなかったこと。パス失敗の後は次のスナップからの計時開始となる。パス失敗の時点で25秒残っており、神戸大のゲームプランは「ランで前進して、スパイク。時計を止めてからFGトライ」(矢野ヘッドコーチ)だったが、なぜかレディーフォープレー(審判の試合再開の合図)から時計が回り始め、ランプレーの時点で前半が終了してしまった。
最終スコアが7-9の2点差と、FG1本で逆転可能だっただけに矢野ヘッドコーチは「(FGが決まっていたら勝てたということは)実際には負けているから言いたくはないが、やっぱり悔しい」と話した。
京大には第4Qでの逆転負け、近大、関学には2点差負けと勝てそうで勝てない試合が続く神戸大。次は昨季王者・立命との対戦となる。「勝つべくして勝ちたい」。岩田主将は試合後、常にこう話す。開幕3連敗で後がなくなった神戸大に、もう善戦はいらない。
●関西学生アメフットリーグ(10月5日・王子スタジアム)
関 学 3 3 0 3=9
神戸大 0 0 7 0=7
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