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- 学内で300人が署名 大日岳事故署名運動
2000年3月に文部省(現=文部科学省)主催の登山研修中に大日岳頂上近くで雪崩に巻き込まれ、神戸大の溝上国秀さん(当時=文・3年)ら大学生2人が死亡した事故で、神戸大ワンダーフォーゲル部OBらで作る「大日岳遭難の真実を考える会」は10月27日から31日の日程で、六甲台地区の各キャンパスで訴訟のための署名運動を行った。【10月31日 神戸大NEWS NET=UNN】
大日岳事故をめぐっては、研修中の遭難事故であるにもかかわらず、国が十分な説明責任を果たしていないとして溝上さんの遺族らは昨年5月、国を相手取り損害賠償をもとめ富山地裁に提訴している。署名運動はそれを受け行われ、現在86000以上の署名が集まっている。
「大日岳遭難訴訟」の署名運動が神戸大で行われるのは初めて。署名運動は27日から毎日昼休みに、国際文化学部、発達科学部、六甲台、工学部、農学部と場所を移して行われ、約300人の署名が集まった。運動には教職員組合の池田径さんも協力し、拡声器を使って「安全な登山が行われるためにも、事故の真実を究明しなけばならない」と道行く学生に訴えた。ワンダーフォーゲル部OBの小西真義さん(営・4年)は「予想以上に多くの署名が集まった。みんな関心を持ってくれうれしい」と話した。集まった署名は、富山地裁と文部科学省に提出される。
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