関西学生アメフット神戸大-関大が11月15日、長居球技場で行われた。神戸大はミスでリズムを崩し、6-41で完敗。開幕6連敗で入れ替え戦出場が確定した。【11月15日 神戸大学NEWS NET=UNN】
第1Q、神戸大はパントリターンのファンブルから関大に自陣1ヤードまで攻め込まれてしまうが、第4ダウンギャンブルを抑え、無失点で切り抜ける。しかし、第2Qに入るとオフェンスがファンブルを連発。すべてを関大の得点につなげられ、0-28と大量リードを奪われ前半を折り返す。
後半に入っても流れを変えることはできず、第4Qに1TDを返すのがやっと。結局、6-41で敗れ12月13日に行われる2部校との入れ替え戦出場が確定した。
オフェンスのファンブル、ディフェンスのタックルミス。神戸大は自ら防ぐべきミスを防げずに完敗した。これには岩田主将も「(前戦で)同志社に負けてから何も変われなかった」とうつむいた。
特に深刻なのはオフェンス。獲得ヤードは関大の215ヤードに対して241ヤードと上回ったにもかかわらず、得点差は35点。要所で連発した5つのファンブルに「今日は何も言うことがない」(矢野ヘッドコーチ)、「ありえない」(岩田主将)。今季開幕戦から課題とされ続けたオフェンスは、今も暗いトンネルを迷走し続けている。
ただ、その暗いトンネルに差した一筋の光は1年生QB多和のパスだ。第4Q開始早々のシリーズで、6回のファーストダウンを更新し92ヤードをドライブしてTDを演出。今季初となる長い距離をドライブしてのTDに「唯一の収穫だね」と矢野ヘッドコーチの表情も一瞬やわらいだ。
第2試合で同大が甲南大に勝利したため神戸大の入れ替え戦出場が確定。「(入れ替え戦で)今日の試合をやったら絶対負ける」(矢野ヘッドコーチ)。オフェンスの整備、ディフェンスの立て直し。本当に負けられない試合に向け、神戸大の課題は山積みだ。
●関西学生アメフット(11月15日・長居球技場)
神戸大 0 0 0 6=6
関 大 0 28 0 13=41
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