学外から大学サーバーに不正侵入を受けたため、6月17日からサービスが一時停止していたウェブでの休講情報配信システム(ウェブ休講掲示板)が、12月8日から再開することが分かった。11月18日からは、大教センターのみで試験運用が始まっている。【11月27日 神戸大学NEWS NET=UNN】
同システムは、パソコンや携帯電話などの端末からインターネットに接続し、所定のアドレス(下記)にアクセスして利用する。ログイン画面で学術情報基盤センターが学生や教職員らに配付しているID(学籍番号など)とパスワードを入力すると、休講通知などの情報を確認できる。
12月8日からサービスを始めるのは、6月の時点で今年中の開始を予定していた11学部・研究科。工学部などはまだ未定としている。再構築前とは違い、学内からの利用はパスワードが必要ない。
また、海事科学部では、神戸商船大時代の昨年後期からすでに同様のサービスを始めており、現在も商船大のカリキュラムを配信中という。現在の商船大生が神戸大籍に移り、新入生を海事科学部に迎え入れる来年4月以降は具体的な運用方法は決まっていないが、サービスは続行するとしている。
今年の6月9日から9の学部・研究科で運用がスタートしたが、17日までに学外からシステムに不正侵入されていることが判明した。大学は、侵入が発覚後すぐにサービスを停止。個人情報の流出などはないというが、パスワードが漏れた恐れもあり、センターでは利用者全員のパスワードを変更するなどの措置を取った。
その後、セキュリティ対策を見直して、再スタートのためにシステムの再設計と再構築を開始。▽常に最新のウイルス対策ソフトを入れる▽パスワードなどの情報を一般にアクセスするサーバーとは別の場所に置く▽アクセス過多による負荷への対策、などの条件を整えて新システムの運用を始めた。ほかにも、以前はあいまいだった運用体制を改めるため、マニュアル化してより厳格に監理するようにした。
11月18日からの試験運用では現在のところ問題はなく、12月8日には予定通り本格再開される見通し。
●休講情報を掲載するサイトアドレス
パソコン用:http://www4.ofc.kobe-u.ac.jp/index.html
i-mode用:http://www4.ofc.kobe-u.ac.jp/i.html
j-sky用:http://www4.ofc.kobe-u.ac.jp/j.html
EZ-web用:http://www4.ofc.kobe-u.ac.jp/ez.html
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