神戸市の震災復興再開発事業が進むJR新長田駅南地区に12月1日、被災地の復興と再開発の現状を記録する神戸大の研究拠点「神戸フィールドスタジオ」が開設されることが分かった。【12月1日 UNN】
これは同大学が文科省から認定された「21世紀COEプログラム」の一環。教授ら18人とCOE研究員4人、大学院自然科学研究科博士課程のリサーチアシスタント10人が中心となって、2003年度から5年計画で研究を進める。震災から9年近くを経ていまだ更地の目立つ被災地に寄り添い、生の復興過程を学び取ることが狙い。
スタジオは長田区久保町のマンションの1室に設置し、来年2月からは現在建設中の再開発ビルに入居する予定。
また、震災の記録と教訓を残そうと、遺族の思いや体験の聞き取り調査を続けている塩崎賢明・同科教授(都市計画)や、室崎益輝・都市安全研究センター教授(都市防災)らのグループ「震災犠牲者聞き語り調査会」の活動拠点にもする予定。公開シンポジウムや講演会を開き、地域住民との交流を図る。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。