神戸大学混声合唱団アポロンの第41回定期演奏会が12月5日、尼崎市総合文化センターアルカイックホールで行われた。「今でも…ローセキは魔法の杖」など、3曲を歌い上げた。【12月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】
今回の定期演奏会は3曲構成。テンポが目まぐるしく変わる「猫祭」、成長していく子供の様子を歌った「今でも…ローセキは魔法の杖」、歌詞がラテン語で発音が難しかったという「Basque Magnificat」を歌い上げた。
中でも「今でも…ローセキは魔法の杖」は部長の竹井秀和さん(経営・4年)が「一番思い入れが強かった」と話した曲。少年が大人の気持ちを知り、成長していく様子を子供の遊び道具でもある「ローセキ」を通して描いた歌詞に竹井さんは「社会に出ていく時はこういう気持ちなのかもと共感を覚えた」という。
今回は曲に表情をつけるために曲中にくり返された「ワァー」というかけ声に子供がはしゃぐような身ぶりをつけて歌った。竹井さんは「歌った方としては狙い通り。(身ぶりをつけるのは)昨日決めたばかりだったけど、成功だったと思います」。
この演奏会でアポロンの4年生は卒団を迎える。竹井さんは「少し寂しいけど、悔いはない。4年間1つのことに打ち込めてよかった」と話す。「これからは3年生以下ががんばってくれますよ。見守っていきたい」と下級生に期待を込めていた。
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