無申請で着床前診断 元神戸大助教授の医師

 元神戸大の助教授で大谷産婦人科の大谷徹郎院長(48)が体外受精を選別する目的で、子宮に戻す前に検査する受精卵診断したことを2月4日、明らかにした。【2月4日 UNN】

 同院長は02年から男女の産み分けのためなどに3例実施したという。受精卵診断について、日本産婦人科学会は対象を重い遺伝性の病気に限り個別に審査するとしているが、まだ申請を認めた例はない。同産婦人科では2例の男女産み分けと、1例の染色体診断のために着床前診断を実施したというが、いずれも学会の定めた規定には該当しないとみられる。

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