演劇部自由劇場の新入生歓迎公演「俺様流儀」が4月12日から15日まで、六甲台講堂で行われている。14日の公演には新入生を含む観客87人が訪れた。【4月14日 神戸大学NEWS NET=UNN】
今回の公演では、観客席の間に花道を作りそこから役者が登場するなど舞台装置にも凝った演出がなされていた。劇は迫力のあるダンスや殺陣(たて)で始まり、オープニングから観客は舞台に引き込まれた。
今回の脚本は自由劇場オリジナル。物語の舞台は軍国主義のある小さな国。盗品を盗み出し持ち主に返す怪盗グリンはその国では義賊とされ、民衆のヒーローとなっていた。グリンを追う「改メ方」の一員リュウギは、ある日一人の少女と出会う。少女はグリンが姿を消した場所から現れたという。そんな中、軍はある作戦に向けて密かに動き出していた。グリンの正体は…、少女の目的は…、そして軍の作戦とは…。
演出・脚本を手掛けたぴすとんアタラシさん(発達・2年)は「一人の人間が民衆を動かす様を描きたかった」と話す。「今回は新入生に楽しんでもらえるように演出した」という言葉通り、劇中にはギャグが盛り込まれ、観客を楽しませた。
「設定が17才ということで、幼く可愛く見せることを心掛けた」と話すのは、主役のリュウギを演じた九連(ちゅうれん)さん(経営・3年)。初めての主演だが、「芝居はみんなで作るもの。みんなに助けられています」と話した。
観客の一人であり、自身も劇団で活動しているという孝橋滋巳さん(関大・4年)は「舞台をあのように作っているとは思わなかった。ラストシーンがよかった」と感想を述べた
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