新歓連続講演会「メディアをめざす人へ」(主催=ニュースネット委員会ほか)の最終回「ネットと放送はライバルか?」が、5月14日昼休みに開催された。マイクロソフト社勤務の神戸大OGが、チャットやブログなどサービスの利用には国民性があることなどを解説。約20人の新入生たちは、うなずきながら聞き入っていた。【5月14日 神戸大NEWS NET=UNN】
新歓連続講演会「メディアを目指す人へ」(主催=ニュースネット委員会、同OB会、UNN関西学生報道委員会)の最終回「ネットと放送はライバルか?」の講師の栃谷亜紀子さん(2001年経営卒)は、マイクロソフト社のポータルサイトを担当。この業界は、ヤフ-、マイクロソフトのMSN、楽天など資本力のある企業に集約されてきているという業界地図をまず説明。 この春に、毎日新聞社とマイクロソフト社が業務提携した背景にもふれた。
「世界各国によってネット接続の国民性はありますか」という会場からの質問に、「漢字変換のタイムラグの関係からか、日本ではチャットは欧米ほど浸透していない」と解説。最近日本では、書き込み式の日記ホームページ「ブログ」の人気が高くなってきているという報告に、参加した新入生たちは大きくうなずきながら耳を傾けていた。
司会役の放送局のアナウンサーが「選挙報道では、ネットの開票速報は強力なライバル」と水を向けると、「ユーザーは、欲しい情報をさまざまな媒体から端末にチョイスしているだけで、放送と通信の垣根は崩れていくだろう」と分析した。
栃谷さんは、ニュースネット委員会の編集長として震災報道に打ち込んだ体験も語り、「大学時代にいろいろな人と出会って、深い体験をしてほしい」と後輩たちにアドバイスをしていた。
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