留学生を支援 百年記念館でチェンバロ演奏会

 神戸大学百年記念館ホールで6月5日、チェンバロ奏者上野晶子さんによるチャリティコンサートが開催された。会場には留学生や一般客を含む約250人が訪れ、美しいクラシックの音色に酔いしれた。本企画の収益は全て神戸大学外国人留学生後援会に寄付される。【6月5日 神戸大NEWS NET=UNN】?

Photo 「留学生の研究生活の向上を願って」をテーマとする今回のチャリティコンサートでは、チェンバロ奏者として名高い上野晶子さんのソロ演奏が披露された。主催は「留学生の研究生活の向上を願う会」。協賛として神戸大留学生センター、また、神戸大学留学生交流支援サークル「Truss」も協力した。?

 東京芸術大音楽学部を卒業し同大学大学院に在学していた際、ニューヨーク・ジュリアード音楽院にフランシス・シューマン奨学生として留学した上野さんは、自身の留学生活を「自分のアイデンティティ、自分の人生のプライオリティを日々自分自身に問いかけながら過ごした日々だった」と振り返る。留学検討中の神戸大生に向けてメッセージを求めると、「先ず、なぜ留学するのか、何を学びたいのかということを明確に。学問と真摯に向き合うには強い信念が必要」と語った。?

 音楽家として成功し続ける一方、神戸大理学部卒業、現在は同大法学部研究科に在学するという 別のキャリアも兼ね備える上野さん。様々な分野で活躍する彼女の好きな言葉は「美しい」だという。?
 「人生は山登りに例えられます。ある程度までは登ることができても、高くなると酸素も薄くなり、登るのをやめようかと思ってしまう。そんな時『でも頂上には、自分が求める「美しさ」があるのでは』と思うから登り続けられるのでは?何を「美しい」と思うかがその人の生き方。私はこれからも山を登っていきたい」そう語る上野さんの言葉もまた、美しかった。?

 チェンバロ奏者、相愛大学音楽学部の講師後進の指導、そして神戸大大学院法学研究科の学生と、三足のわらじを履きながら意欲的に‘山登り’を続ける上野晶子さんに、今後も期待がかかる。

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