雨中5時間半の熱戦 神京戦 14勝16敗1分

 第31回神京戦が6月12日深江グラウンドで行われた。7回の投手交代から一挙6点を奪われてしまった神戸大は、そのまま流れをもっていかれてしまう。雨の中断を含めて5時間半に及んだ試合は、2-9で京大の勝利に終わった。神戸大の14勝16敗1分となった。【6月12日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo 神戸大は一回に1番永田、3番成田のヒットで先制。四回にショートのエラーで同点とされるも、先発・宮原の好投で六回まで京大を1安打に抑え、その裏には相手サードのエラーから1点を追加しリードを奪う。しかし、七回から宮原に変わって勝沢がマウンドに上がると、そこから流れが変わってしまう。2つの四球で無死一、二塁から相手六番のバントをファーストへの悪送球で1点。さらに相手八番のタイムリーなどで2点を追加される。
 4点を奪われたところで北島に交替するも、暴投などで2点を失点。結局七回に3人の投手が継投して6点を失い、京大に大きくリードを奪われる。その後打線も振るわずチャンスをつかめないまま、八回からはケガから復帰した始澤投手が登板するも、九回表に2点を追加され、2-9で試合を終えた。

Photo この神京戦から神戸大は新たに中村弘総監督が指揮をとった。「投手の継投がうまくいかなかった」と中村総監督が話すように、本来投手として起用されていない3選手が七回に登板し、大量失点につながってしまった。この起用は横田のケガによる欠場、次の日の新人戦への考慮によるものであったが、宮原が好投していただけに惜しいものとなった。
 「悔しいです」と板井主将はかみ締めるように話した。秋リーグに向けては「強い信頼関係に欠ける。ミスをフォローしあってチーム全体で戦っていかなくては」(板井主将)と、意識の改革を強調した。

 現在六甲台グラウンドが土の入れ替え作業のため、今回の神京戦は海事科学部の深江グラウンドで行われた。雨にもかかわらず、応援団はじめ多くの人が応援に駆けつけた。試合を終えた後、「勝ちたかったな…」と土居応援団団長は肩を落とした。

《訂正》
 記事中で「九回表にはケガから復帰した始澤投手が登板するも2点を追加され、2-9で試合を終えた。」していましたが、「八回からはケガから復帰した始澤投手が登板するも、九回表に2点を追加され、2-9で試合を終えた。」の誤りでした。訂正します。(2004年6月15日午前0時50分 編集部)

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【写真下】この試合から指揮をとった中村総監督。(いずれも6月12日・深江グラウンドで 撮影=中島仁志)?

●第31回野球神京戦(6月12日・深江グラウンド)
京 大 000 100 602=9
神戸大 100 001 000=2
【京大】濱田、○山中、熊本、土屋-岡田、吉村甲
【神戸大】宮原、●勝沢、北島、今後、始澤-余田?

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