神戸市青少年科学館が月に一回開催している天体観望会が7月16日、同科学館で開かれ、神戸大天文学研究会のメンバーがボランティアとして観望の手伝いを行った。【7月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
観望会の参加者は、プラネタリウムで神戸市のこの日の星空についての話を聞いたあと、天文学研究会のメンバーが星に合せてくれた望遠鏡をのぞいて観望を行った。
心配していた天候にも恵まれ、一番星の木星や、白鳥座のくちばしにあたるアルビレオ、七夕の織姫にあたるベガなどを観ることができた。40人ほどの参加者のほとんどが親子連れで、子供たちはプラネタリウムで説明を受けた星を見つけると「すごい!」「あった!」と声をあげて喜んでいた。「親切にしていただいてよかったです」と母親たちも満足な様子だった。
この日一番の歓声を集めたのが、偶然夜空を舞った大火球。火球とは明るい流星のこと。最初誰もが花火だと思うほどの鮮明さで、北から南の空へ美しい弧を描いた。「こんなの一生見られない」と科学館の職員も天研メンバーも興奮を隠しきれない様子。「今日一番よかったのはあの流星です」と参加者も強い印象を受けたようだった。
神戸大天文学研究会(天研)は10年以上前から、観望会のサポートを行っている。「専門知識を持った人に手伝ってもらえるのはありがたい」と科学館の職員。
「月のクレーターや木星のしま模様を実際に見て感激してくれるのがうれしい。子供だけでなく大人の方も楽しんでくれている」と天研の櫻井さんもやりがいを実感している。
次回の観望会は8月20日午後7時から。一人300円。事前予約が必要で7月26日から受付を行っている。問い合わせは078-302-5177神戸市青少年科学館。
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