家庭教師のファイトで教師の給料未払いや保護者への授業料未返還のトラブルが多発している事件について、7月28日付中日新聞朝刊は、代理人弁護士は(教師の)未払い給料は長期的に全額支払う計画だ、と伝えた。これに対し、同社で家庭教師をしていた学生からは安堵の声も出ている。【7月28日 神戸大NEWS NET=UNN】
中日新聞が伝えたところによると、教師の未払い給料について、代理人弁護士は、会社側と派遣教師が事実上の雇用関係にあったとみて「労働債権」と判断。税金や社会保険料と同じ「優先債権」として、全額を返済していく計画だという。
ただ、弁護士は「今すぐの返済は無理。事業の資金操りをしながら、返済資金をためるので、半年や一年、あるいはそれ以降に返したり、分割払いしたりしている」と説明する。
ただ、裁判所が「債権の見込みなし」とみて申し立てを棄却すると、同社が自己破産に追い込まれ、営業が続けられなくなって大幅に減る恐れもある。
こうした報道について、同社(ファイト)で家庭教師として働いていた斎藤悠太さん(工・2)は、「給料が返済されるめどがたってよかった」と安心する一方で、「手続きに毎月ファイトに出す報告書などが必要になったするなど条件がでたら困ることもあるので、きちんと給料がもらえるか不安」と、心境を述べた。
また、同紙によるとファイト側は30日午前11時から山口市神田町の防長青年館(電話083-932-6088)で債権者説明会を開き、これまでの経緯や今後の手続きを説明する。
遠方で参加が難しい名古屋と関西の教師と保護者には、後日、代理人が説明文と未払い額の調査書を送る。調査票を元に教師と保護者の債務額を確定させる。調査票を待たずに、自ら債務額を郵便で代理人弁護士の中山・石村法律事務所に送ることもできる。同事務所はファイト専用の問い合わせ番号083-923-6250を設置している。
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