東京・丸の内の帝劇ビル地下に今春オープンした「神戸大学東京オフィス」開設準備室。就職活動で訪れた女子学生は「とても親身になって相談にのってくれた」と感激していた。【8月22日 神戸大NEWS NET=UNN】
JR東京駅から歩いて10分ほど。地下鉄なら日比谷駅、有楽町駅を降りてすぐ。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」などで知られたあの帝国劇場(帝劇)の地下2階のショッピングモールに、重厚な木目の扉が。 ここが、「神戸大学東京オフィス」開設準備室だ。同窓会クラブの「神戸大学KUC・東京凌霜クラブ」の一角に窓口デスクがある。
ここには、やさしい語り口の紳士、植村達男コーディネーター(1964年経済卒)と、若いスタッフの月ヶ瀬久仁子さん(1996年文卒)が詰めている。
《就活で困ったら相談も》
先月下旬、就職活動で訪れた小川沙朋里さん(国際協力研究科・2)は「とても和やかな雰囲気だった」と話す。
コーヒーを出してもらったあと、自己紹介をし、研究してきたことや志望する業界の話をじっくりきいてもらったという。
OBやOGの連絡先を紹介。各種資料をプリントアウトしてもらった。
小川さんは、「(植村さんと月ヶ瀬さんの)お二人とも、企業での実務経験があり、アドバイスもとても参考になった」と満足そう。
「事務所は地下にあって扉は重々しいけど、ちょっと勇気を出して足を踏み入れれば中はとても機能的。夕方5時終了とあるけど、柔軟に対応してくれる。知り合いには夜行バスの出発時刻まで待たせてもらった人もいる。また利用したい」と、とても感激した様子だった。
《神戸大学の戦略的拠点》
「神戸大学東京オフィス」開設準備室は、首都圏での情報収集・発信を行うことで、神戸大学の知名度を高め、イメージアップをはかることを目的に設置された。同時に、卒業生との関係を密にし、在学生の就職活動を支援できる幅広いネットワークを作り上げていくことも念頭においている。
また、神戸大学が首都圏で開催するイベント(産学連携セミナー、ロースクール受験説明会など)に関するニーズ調査、東京のマスコミなどへの神戸大のPRなどを行い、神戸大の学生、同窓生、教職員が首都圏で活動を行う拠点となるような「場」をめざしている。?
《東京駅から徒歩10分の便利さ》
オープン時間は月曜から金曜の午前10時から午後5時まで。ただし夏期冬期の休暇などがあるので事前に連絡するとよい。また、就職相談の場合は関連OBやOGをアレンジすることも。パソコンプリンターの利用可。有料だが喫茶、軽食コーナーも。
「神戸大学東京オフィス」開設準備室は東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル地下2階、神戸大学KUC・東京凌霜クラブ内。 最寄り駅は、地下鉄各線「日比谷」「有楽町」下車すぐB3出口、JR「東京駅」丸の内側下車10分。電話は03-3211-0032、ファクスは03-3211-3147、メールはtokyo-office@kobe-u.comまで。
地上に出ると目の前が皇居のお堀。そこに面して生命保険会社の本店や、世界の航空会社の東京支店、経済通信社の東京支局などがずらりと並ぶ。少し足をのばすとビッグカメラ有楽町店、東京国際フォーラムも。ここを拠点に活動し、あいた時間は東京散策でリフレッシュできる。?
【写真】「神戸大学東京オフィス」開設準備室は、東京駅に近く皇居のお堀端という立地。右中央の茶色い建物が帝劇ビル。(資料写真 撮影=ニュースネット委員会)
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