神戸市西区で2002年3月、神戸商船大(現神戸大海事科学部)の大学院生、浦中邦彰さん(当時27歳)が拉致、殺害された事件で、浦中さんの母親が兵庫県に損害賠償を求めた民事訴訟が9月8日、神戸地裁で結審した。判決は12月22日に言い渡される予定。【9月8日 UNN】
原告、被告双方の主張は対立しており、この日の弁論では、暴力団組長らに暴行を受けた浦中さんが110番通報した録音テープが法廷内で再生された。テープは02年3月4日午前3時20分ごろから約3分間録音されていた。原告側が証拠として申請しており、神戸新聞ホームページが9月8日に伝えたところによると、内容から浦中さんが通報前に現場近くの有瀬交番に行っていたことも明らかになった。
訴状によると、浦中さんは知人男性とともに02年3月4日未明、同市西区伊川谷町有瀬の県営団地前で、暴力団組長らに駐車方法をめぐって言い掛かりをつけられ、暴行された。男性は警察官に保護されたが、浦中さんは拉致され、別の場所でさらに暴行を受け、屋外に放置され亡くなった。?
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