9月16日付の読売新聞朝刊によると、輸血の副作用で起きる重い肺障害(輸血関連急性肺障害・TRALI)が過去5年間に3人が死亡していることが、全国44の国立大病院の調べで判明。TRALIの国内の診断基準はなく、見過ごされるケースが多い。【9月16日 UNN】
TRALIは、輸血後数時間以内に肺水腫となどを起こして呼吸困難になり発熱を起こす。発病後、数日でおさまるが、約5パーセントは死亡するとされる。輸血用血液に含まれる献血者の白血球などが、輸血を受けた人に異常な免疫反応を起こすことが原因とされる。
1998年から2002年に44病院で報告された症状が調査対象。1日以内に肺水腫を起こすなどTRALIを強く疑われた患者21人確認。うち3人が死亡。
厚生労働省と日本赤十字社は、来月からTRALIの一因となる輸血用血液中の白血球の除去を導入。?
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