阪神・淡路大震災10周年事業の一環として、学民連携シンポ「大学と市民で創る地域コミュニティの可能性」(主催=神戸大学)が9日午後、神戸市勤労会館で開かれた。大学と市民との連携などについて10人が講演した。【10月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回のシンポジウムは、神戸大の研究者をはじめ、複数の民間団体の代表らが出席して、神戸市勤労会館で行なわれた。
これからの町づくり、障害者や子供の養育、地域での芸術・文化の必要性、大学と市民(学と民)との連携について10人が講演した。
講演者のひとり、神戸大国際文化学部の藤野一夫教授は、「(自分は)文化的な立場から話をしたが、自分の専門以外の人と場を共有できた。(専門分野の異なる人との)交流の場は大切だと思う。」と話した。
神戸大学阪神・淡路大震災10周年事業委員会副委員長の岩崎信彦・文学部教授は「震災からこれまでの10年は復興を目的に行ってきたが、10年という節目を迎えて、良い社会を作るということが目的となる」と今後の学民連携の指針