関西学生アメフット秋季リーグ戦の神戸大-近大が10月16日、王子スタジアムで行われた。試合開始からランが好調の神戸大は第1Qに2TDとリードを奪って波に乗り、26-13で快勝。今季初白星を飾った。【10月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大は試合開始からがラン攻撃が冴える。RB森やQB江端が10ヤードのランを決めるなどしてファーストダウンを奪っていき、最後は敵陣10ヤードからRB井ノ上がTD。早々に先制点を奪うと、次の相手攻撃でDB矢野川がインターセプトし敵陣24ヤードで攻撃権を得る。ここでもランが見事に決まり、RB中井がTD。TFPは失敗するも、12-0と第1Qから波に乗る。 第2Q、第3Qでは近大の反撃にあい自陣深くまで攻め込まれるピンチを迎えるが、いずれもディフェンスがゴールライン際で踏ん張りをみせ、2FGでの6失点に抑えてリードを守る。その後も神戸大のランは衰えることなく敵陣を脅かし、第3Q9分と第4Q1分にRB森が2TDを決めて26-6と引き離す。終了20秒前には相手にTDを許してしまうが、十分なリードを奪った神戸大が26-13で勝利した。
関学戦で苦杯を嘗めたOL、RB陣が爆発した。この日、攻撃で獲得した329ヤードのうち実に99%の326ヤードがランによるもの。「元々ランの多いゲームプランだったが、うまくいっていたのでランを増やしていった」と安井ヘッドコーチが話すように、試合を通してRB森やRB中井らの中央突破が見事に決まった。ディフェンスでもDB矢野川が2インターセプト、DL中西が2QBサックを決めるなど随所にビッグプレーをみせてオフェンスを後押し。「オフェンスとディフェンスがかみ合った」と同ヘッドコーチは勝因を語った。 家入主将は「結果が出て、正直うれしい」と ほっとした様子を見せたが、「最後の失点は余計。そこを直さないと次の関大戦で勝てない」と頭はすでに次の試合へと向いている。
全勝は本命の立命と関学
同日に宝が池球技場で行われた、京大-同志社では京大が敗れるという波乱も起きた。現在、全勝が立命、関学、続く京大と関大が2勝2敗、神戸大、近大、同志社、龍谷の4チームが1勝3敗で並んだ。神戸大は関大、同志社、龍谷戦を残しており、入れ替え戦を見据えると負けられない試合が続く。
●関西学生アメフットリーグ(10月16日・王子スタジアム)
神戸大 12 0 7 7=26
近 大 0 3 3 7=13
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