あと1勝で入替戦回避 アメフット2勝目

 アメフット関西学生リーグの神戸大ー同志社が11月13日、長居球技場で行われた。第2Qに2TD、1FGを奪った神戸大が後半を守り切り、20ー0で勝利。今季2勝目を挙げ、最終戦の龍谷大に勝利すれば自力で入れ替え戦を回避できる。【11月13日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo 立ち上がりはお互いに攻め手を欠いて、敵陣に攻め入ることができない。しかし、第1Q終盤にDE池渕のQBサックで勢いをつかんだ神戸大が、第2Qで同志社を突き放す。第2Q2分にRB中井が17ヤードのランでTD。続く4分には相手のギャンブルを抑えて敵陣34ヤードで攻撃権を得、QB江端からWR立澤へのTDパスで14ー0。さらには11分にK三輪のFGで17-0とリードを奪う。
 第3Qには同志社の好RB永富にロングゲインを許すなどして、自陣10ヤードまで攻め込まれるが、ここで相手のファンブルをDB阿部がリターン。敵のミスに助けられてピンチをしのぐが、第4Q5分にはWR福田がパントリターンをファンブル。相手DBに抑えられて、自陣30ヤードで相手に攻撃権を与えてしまう。しかしこのピンチでDB秦がインターセプトし、そのまま18ヤードのリターン。2度のピンチを何とかしのいだ。
 その後は神戸大が再三敵陣深くまで攻め込むが、反則による罰退でTDのチャンスを逃すと、FGも3回中2回を失敗。結局第4Qは1FGの3得点に止まるも、ピンチをしのいで点差を守っていた神戸大が、20-0で勝利した。

 今季初の完封勝利にもかかわらず、家入主将は試合後「ミスや反則が多すぎる」と厳しい表情で話した。この日合せて4回のFG(うち2回成功)に挑んでいるが、そのうち3回は敵陣深くまで攻め込んでから、自らの反則で罰退してしまい、TDのチャンスを逃した結果によるもの。また、第4Qのパントリターンファンブルなど、危うく失点につながるミスもあった。相手のミスとディフェンスの好プレーによってなんとか無失点に抑えたものの、「(オフェンス、ディフェンスとも)あれだけのミスでよく勝てたと思う」(家入主将)と、完璧な勝利とはいかなかった。
 11月27日に行われる最終戦の対龍谷大は、勝てば入れ替え戦自力回避という重要な試合。「非常に強い。ミスをなくさないとしんどい」と安井ヘッドコーチが話すように、好パサー、好レシーバを要した龍谷大は今年から1部リーグに昇格してきたチームとはいえ強敵だ。「もう一度(チームを)しめ直す」(家入主将)と、最終戦に向けて緊張感は高まっていきそうだ。(記者=武井礼美)

●関西学生アメフットリーグ(11月13日・長居球技場)
 神戸大 0 17 0 3=20
 同志社 0 0  0 0=0

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