ひがしよどがわ太鼓サークル「土魂鼓」による和太鼓ライブが六甲祭1日目の午後3時から、六甲台メインステージで行われた。急に肌寒くなってきた夕暮れに熱い和太鼓の音を響かせた。【11月13日 神戸大NEWS NET=UNN】?
土魂鼓のライブが始まったときはそれほど寒くはなかったが、日が沈むにつれて徐々に肌寒くなっていった。それでも土魂鼓の面々はそれに負けない熱気を発した約1時間半の演奏を六甲台に響かせた。
ライブは阿波踊りなどを交えた演奏や、「ヨーイヤサ!ヨーイヤサ!」と観客に掛け声を出してもらって始まる演奏があり、盛り上がっていた。途中で獅子舞が登場し、健康を願う子供や安泰を願うカップルに噛み付くという演出も見られた。これは土魂鼓のライブではよく行うのだという。主に幼稚園でのライブでよく行い、子供たちの泣く姿やかえって喜ぶ姿を見てきているそうだ。「獅子舞を出すのは、日本の伝統芸能を大切に思うがためです」と、土魂鼓のメンバーは語る。
土魂鼓は1991年6月に、前年の大阪市東淀川区で行われた手作りコンサート「仲間がいっぱいコンサート」で和太鼓に見せられた人たちで結成。教師や畳屋などさまざまな人たちがメンバーにいる。呼吸・リズム・太鼓の響きを共有する営みが、人間社会に相通じる個と集団の相関図が集約されていることに感銘を受けて命名された。 演奏を聴いた、真崎雅大さん(関西外国語大学生)は「練習の成果がひしひしと伝わってきます。体に熱いものを感じました」と言う。「演奏している皆さんがとても楽しそうです。個人的には横笛を吹いてみたい」と感想を漏らした。
土魂鼓の演奏者の方に神戸大でのライブを終えての感想を聞くと、「学祭の模擬店の様子などから、神戸大の皆さんの若さを感じました。観客の皆さんにも参加してもらってライブを行いたかった。でも本日は寒かったためか、どうもみなさんの反応がにぶくなってしまったようです。ぜひ私たちと同じ空気を味わって欲しかったのですが」と少し残念そうに語った。「神戸大でもぜひ和太鼓サークルができて欲しいです」と、今回のライブを聞いて神戸大生が和太鼓に興味を持つきっかけとなって欲しいと願っていた。?
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