混声合唱団アポロンの第42回定期演奏会が12月19日、伊丹市文化会館「いたみホール」で開かれた。会場を訪れた800人を超える観客は、団員たちの熱のこもった合唱に聴き入っていた。【12月19日 神戸大NEWS NET=UNN】?
この日が今年最後の演奏会。今年は老人ホームでの訪問演奏など、今までにない活動に取り組んで音楽の幅を広げてきたという。開演前、「この一年間やってきた成果、僕たちの歌にかける思いをお客さんに伝えたい」と前川団長。?
演奏は、第1幕「北欧・東欧の現代宗教音楽」、第2幕「シェイクスピアの4つの歌」、そして客員指揮に鈴木捺香子を招いての第3幕「風に鳴る笛」からなる三部構成。それぞれの幕で、神に対する賛美、幻想的な世界との交錯、世界平和への祈りなど、さまざまなテーマの表現に挑戦した。曲調に合わせて衣装や照明を変えるなど、演出も細部までこだわり観客を舞台に引き込んだ。
第3幕では、4回生が後輩から贈られたコサージュを着けて登場。別れを実感したのか涙で歌えなくなる団員も見られた。?
アンコール演奏に続き、歌で観客を見送り感謝の気持ちを表すロビーコールと、大盛況のうちに幕を閉じた演奏会。 ロビーコール終了後も鳴り止まない拍手に、「一年間やってきたことが報われました。皆様の拍手 (記者=大西智道)?
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