神戸商船大(現・神戸大海事科学部)の大学院生だった浦中邦彰さん(当時27)の拉致・暴行死事件で、遺族が県などに損害賠償を求めた民事訴訟の判決が12月22日、神戸地裁で言い渡される。【12月22日 UNN】
21日の共同通信ニュース速報が伝えている。訴状によると、浦中さんは2002年3月4日に暴力団組長らに神戸市西区で言い掛かりをつけられ暴行を受けた後、車で拉致され、殺害された。裁判の焦点は県警の捜査ミスの有無と浦中さん殺害との因果関係。浦中さんの母親(64)は「駆けつけた神戸西署員が職務質問や現行犯逮捕など必要な捜査をしなかったうえ、危険防止措置を怠った。捜査を継続していれば浦中さんを保護することができた」として、警察の捜査ミスと殺害との因果関係は明白だと指摘。一方、兵庫県側は「通報の後、適切な処置をとった。浦中さんが車に乗せられていると認識するのは不可能で、殺人事件に発展することは到底予測し得なかった」と反論している。?
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