関西学生ラクロス新人戦の決勝が12月23日、午前10時半から舞洲運動広場で行われた。神戸大は京産大、京大を降すも、同志社に敗れ、準優勝となった。【12月23日 神戸大NEWS NET=UNN】
天気は少し曇っていたが、予選のときのような雨の後ではなく、コンディションは悪くはなかった。しかし、とても肌寒かったため、各大学の選手たちはアップを十分に行う姿があちこちで見られた。
第1試合の京産大戦を6-5で制した神戸大は、その勢いで第2試合の京大戦へ。前半開始直後に得点を許した神戸大は、前半3分にAT鳥井が右サイド後ろから回りこんで追いついて同点、接線へ持ち込む。その後MT毛利やAT中島が切り込んで行くも、京大の守りは堅い。逆に8分に再び得点を許してしまう。
後半、再び開始直後に得点を許し、1-3とされると、神戸大はMT大島が飛び込んでシュートを放つなどの攻撃の波を京大に押し寄せた。後半6分にAT中島からパスを受けたAT鳥井がゴール左後ろからシュートを打つも、ポストに嫌われた。しかしこぼれ玉をMT大島が拾ってシュートし得点。さらに7分にはAT中島が、8分には混戦から飛び出したAT鳥井が得点し、4-3。この後は逆に神戸大が堅い守りを見せ、見事逆転勝利をした。
優勝決定戦となる第3試合、予選でも戦った同志社戦。今までの対戦成績は2勝2敗。しかし、今日の同志社は猛攻に次ぐ猛攻を見せる。二人のATがその突破力で次々と切り込んで行き、点を重ねていく。対する神戸大はほとんど攻めさせてもらえない。終わってみれば、1-10と惨敗してしまった。
それでも、試合が終わると選手たちは準優勝を喜び、コーチの福味克幸さんを胴上げしていた。福味さんは「決勝では、やれることはすべてやりました。相手のキーマンはわかっていたけど抑えられなかった」というとともに「今日は選手全員がMVPです」と見事な試合を展開した新人たちを称えていた。特に活躍した選手が選ばれるベスト7には、神戸大からはG江川、AT中島が選ばれた。ぜひとも来年のリーグ戦で同志社にリベンジを果たしてもらいたい。
【写真下】決勝トーナメントの優勝決定戦へコマを進め、気合いを入れる選手たち。(12月23日12時45分・舞洲運動広場で 撮影=田中義久)
●関西学生ラクロス新人戦決勝(12月23日・舞洲運動広場)(注意:いずれも前後半10分制)
▽第1試合
神戸大 4 2 = 6
京産大 1 4 = 5
▽第2試合
神戸大 1 3 = 4
京 大 2 1 = 3
▽第3試合
神戸大 1 0 = 1
同志社 6 4 = 10
▽順位
1位 同志社
2位 神戸
3位 関学
4位 京大
5位 京産大
6位 関大
7位 龍谷
7位 大産大
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。