価値観の共有図る 自分見直すセミナー

 ライフプランニング体験セミナーが9日、アカデミア館501号室で行なわれた。エントリーした学生はおよそ20人。学生らは、ワークを通し現在の自分を見つめ直した。また社会人とのパネルディスカッションも行なわれ、さまざまな価値観や生き方を共有した。【3月12日 神戸大NEWS NET=UNN】

 主催は就活支援組織job-naviと六甲台ゼミ幹会議で構成される『神戸大学→元気』PROJECTチーム。大学、学部の枠を越えた学生の「つながり」の場を提供したいという思いから結成された。今回のセミナーは同プロジェクトの第1弾として催されたイベントだ。
 希望する企業での面接のとき、仲良くなりたい人と出会ったときに必要となる自己表現能力。セミナーでは自己表現の第一歩として「自分のことを考える」場が設けられた。セミナー開始前、プロジェクトリーダーの中條久之さんは「今回のセミナーで参加者が自分を発見し、皆でシェアすることで(お互いが)『つながる』きっかけになれば」と挨拶した。

本音で討論 これから自分がしたいこと

 最初のワークは、参加者が今の自分の欲求について思いつくまま書きなぐり、皆で発表しあうという内容。セミナーが始まると、学生らは真剣な表情でペンを走らせた。考えを文字で表現することは自分の傾向を正確に見ることができ、他人にものを伝える材料として最適だという。学生らはこの資料を基に、自分の欲求について班のメンバーと話し合った。討論では「学生生活に衝動がほしい」や「急な対応を迫られたときに素早く動きたい」といったさまざまな意見が交わされた。他人の意見に対して疑問に思ったことは互いに質問し、議論を深めた。「(セミナーが)どんな内容なのか知らずに参加したが、こんなに深い討論ができるとは思わなかった」(理・2年)と参加者も好印象を受けていた。

社会人を迎え パネルディスカッション

Photo 中條さんをコーディネーターに社会人のパネリスト2人が自分の価値観や生き方について議論した。パネリストは野田真由美さん(往生コンピューターサービス)、安東宏志さん(NTT西日本)。
 野田さんは人との関わり方について、自分は人のために何をするかを考えてほしいと訴えた。「自分は何が『できるか』という考えでは、『できない』可能性を秘めている。何を『する』かが大切だ」と話す。
 安東さんは、自分にできることを踏まえた上で目標に向けて努力してほしいと話した。「何事にも懸命に取り組めば自分の進む道や夢が見つかる」と学生にアドバイスした。

 また、プログラムの最後には交流会も兼ねたクイズの場が設けられ、参加者は初対面の人同士でチームを組み、交流を深めた。
 セミナーを終えて、中條さんは「今回のセミナーをやることができて良かった」と一言。「普段の学生生活の中ではなかなかできないこと。次回のイベントにもみなさんに参加してもらいたいですね」とコメントした。一方で、大学を訪れる学生が少ない3月にセミナーを行ったため、参加者が少なかったと指摘する。「次回はもっと学生の多い時期に(イベントを)したいですね」と抱負を語った。

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