家庭教師派遣会社「ファイトグループ」は民事再生法に基づく再生手続きを断念、会社を解散することになった。家庭教師への未払い給与や保護者への前払い金を払える可能性は事実上なくなったとみられている。【3月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
山口地裁は3月10日、民事再生法に基づく再生手続きを廃止した。3月15日、家庭教師派遣会社「ファイトグループ」は取締役会を開き、今月末で会社を解散すると決議。負債総額は約4億円。家庭教師約3000人の賃金計約1億円が未払いで、月謝の未返還は約3200万円に上る。
KRY山口放送(http://www.kry.co.jp/)は3月15日、「代理人の弁護士によると、ファイト社は資産がないので、家庭教師への給与や保護者への前払い金を払える可能性はない」と伝えた。
共同通信は昨年10月16日に、「11府県に支店を展開したが、社員の大量退職や賃金計算のコンピューターシステムの不具合が重なり、 愛知、京都、大阪、兵庫、島根、福岡、熊本各府県の支店で家庭教師の学生に賃金を支払えなくなった」と伝えている。
被害者が集うホームページの掲示板(http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tennesean3)には、「もう方法はないのでしょうか…悔しくてたまりません。社長は最低の生活をしてでも払うという誠意をみせてほしい」という声や、「未払い分の給料はもう多分払われないですよね…俺も終わってしまったことの愚痴を言うつもりはありませんが正直あの社長に被害者の気持ちが伝わってるとは全く思えません。死ぬまで罪を償ってほしい」との声がつづられている。?
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