神戸大の学友船が7月25日、天神祭の船渡御列に奉拝船として出船した。約230人の乗船客は、川岸から上がる4000発の花火を見ながら、およそ2時間半の川下りを楽しんだ。今年は阪大も出船し、ニ大学が船渡御列に参加した。【7月25日 神戸大NEWS NET=UNN】?
学友船は神戸大の全学同窓会である学友会が所有する船。天神祭で出船するのは今年で3年目となる。今年の学友船の特徴の一つは、ドイツやオランダ、イタリアの 総領事らを招待するなど、国際性を強調している点だ。「(今年の学友船は)4月に、EUと日本との学術交流を促進するEU Institute Japan関西の幹事大学となった神戸大学にふさわしいものにしたい」と話したのはスタッフの段野治雄さん(経済・S40卒)。その他の特徴として、今年の春から市場に流通する神戸大ビーフを弁当のメニューに加え、海事科学を専攻する院生を旗手に迎えるなどの新しい試みを行っている。学長や通訳の留学生らも招かれた。?
出航後は、船上で芸人によるマジックや落語などが披露され、乗船客を楽しませた。すれちがう船や橋に集まった人々に向けて全員が大阪じめを交わし、交流を深めた。花火が上がると奉拝船や川岸からは歓声が沸き起こり、観光客らは船の灯りや夜空に舞い上がる4000発の花火に見入った。?
今年の天神祭は台風の接近が懸念されていたが、当日は風が強かった程度で特に大きな影響もなく無事に幕を閉じた。
【写真中】神戸大の野上学長と自然科学研究科海事科学専攻の院生ら。学友船の旗手は昨年まで応援団が務めていたが、今年は海事科学部から選出された。(7月25日・神戸大学友船上で 撮影=森田篤)
【写真下】大阪じめのかけ声に合わせ、橋の上の観光客に手を振る乗船客ら。(7月25日・神戸大学友船上で 撮影=森田篤)
《訂正》キャプションに「海事科学部の院生」とありましたが、「自然科学研究科海事科学専攻の院生」の誤りでした。(2005年7月27日17時20分 編集部)
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