現代GPは2件採択 震災教育とPEP

 文科省が8月5日発表した、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」の選定で、神戸大からは「地域活性化への貢献(広域展開型)」部門の「震災教育システムの開発と普及」と、「仕事で英語が使える日本人の育成」部門の「PEPコース導入による先進的英語教育改革」の2件が採択された。【8月5日 神戸大NEWS NET=UNN】

 現代GPは社会的要請の強い政策課題に対応した優れた教育改革を重点的に財政支援する文科省のプログラムで、平成16年度から始まった。6つのテーマ別に、年間1000万~2400万円の補助金を2~4年間交付する。初年度には神戸大から「地域歴史遺産の活用を計る地域リーダーの養成」が採択された。

 「震災教育システムの開発と普及」は、阪神淡路大震災の被災地の大学として大震災の教訓を次世代に継承していくプログラム。神戸大ではこの10年間、震災研究の蓄積、震災教育の推進を行ってきた。これらの成果を踏まえて、大学での震災教育システムをつくり上げ、全国の大学へ普及を図るとともに、小中高校はじめ地域社会での震災教育教材の開発と普及を行う。震災後に設立した都市安全研究センターを中心に、兵庫県、神戸市、市民団体、報道機関(読売新聞社、読売テレビ放送) などと連携して進めている。他の多数の類似の地域連携プログラムに見られる「防災教育」とは全く異なった特徴を持ち、先駆性を持つ実現性の高い教育プログラムとして評価された。

 「PEPコース導入による先進的英語教育改革」は、国際的な学術・ビジネスの舞台で主導的役割を勝ち取るための鍵となる、英語での自己表現能力を養成するプログラム。全国の国立大学法人中、最大規模の外国語教育研究拠点をベースに,英語プレゼンテーション(EP)の指導システムを科学的に研究・開発し,全学選抜学生を対象にした「プロフェッショナル・イングリッシュ・プレゼンテーション特修コース」(PEP)を新設する。集中的な個人指導、合宿、英語によるプレゼンテーションなど、具体的な教育の場が提供され、実践的なコミュニケーション能力を養成する点が評価された。

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