8月3日にスタートした神戸大応援団の「平和マラソン2005」は5日夜、広島に到着。原爆投下から60年目に行われた6日朝の平和記念式典に出席した。参加者は「式典に出て、平和のために走ったと実感した」と話した。【8月6日 神戸大NEWSNET=UNN】
3日目は、2日目までに予定していた広島入りができなかった遅れを取り戻そうと通常より早い7時にランナーを出発。昼までには前日の遅れを取り戻し順調なペースで進んだ。
三原からの山越えを担当した角真衣子さん(経済・3年)は、「気温は37度を超え、延々と続くのぼり坂を5キロ走るのは本当につらかったです。頭をもうろうとさせながら走りきりました」と話す。
途中からは、山梨から鹿児島まで自転車で旅をしているという男性(19歳)と広島まで一緒に伴走という出会いもあり、8月8日午後10時ごろ、ドライバー以外の全員で走って広島市中区中島町の平和公園にゴールした。
8月6日の朝は本来の目的である記念式典に参加。角さんは、「式典に出て、平和のために走ったということを実感できた」と話す。午後5時からは灯篭流しも。「爆心地に近い川で灯篭流しをする事は平和への気持ちを高め、来年も平和にこのマラソンが出来ればいいなと思いました」と角さん。
平和マラソンを終えて、角さんは「毎年恒例の企画とはいえ、私たち幹事4人は1回しか平和マラソンに参加したことが無かったので戸惑うことが多かった。幹事としてみんなを楽しませたいという気持ちは絶対に忘れまいと思って頑張りました」と話す。
平和マラソンは、「記念式典に出ること」と「走って記念式典に出るという一つの目的で仲良くなって団結する」という2つの目的を持っている。
角さんは、「走って広島までという単純で平和な企画は、平和な世の中じゃないと実行できない。来年も無事この企画が実行され、より多くの人が平和を祈願し、また参加者同士つながりを深めることができればと思います」と思いを話した。
【写真下】原爆投下から60年目に行われた8月6日朝の平和記念式典に出席した参加者。(8月6日 広島平和記念公園で。撮影=応援団)
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