北田浩嗣さん（経済・4年）が、ウガンダの心臓病の少女ナニャンゲちゃんを救おうと呼び掛けている募金。目標額のまだ１割にしか達しておらず、引き続き協力を求めている。【8月28日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

　アフリカのウガンダの心臓病の10歳の少女ナニャンゲちゃんに手術を受けさせ、命を救いたいと、６月にスタートした「ナニャンゲちゃん募金」。北田さんが、知人を通じて募金箱を置いたり、神戸大関係者にメールで呼び掛けたりしてきたが、８月27日現在で、目標額の２００万円の１割にも達しない、１５万円ほどしか集まっていない。
　あしなが育英会で活躍する北田さんは、７月から８月は国際交流キャンプなどの世話人として飛びまわっていた。
　「９月は本腰を入れて募金活動をしますので、ご協力をお願いします」と話す。

　現地ウガンダのエイズ遺児のケア施設「レインボーハウス」でボランティア活動を引き継いだ後輩からの情報によると、ナニャンゲちゃんの体調は落ち着いていて、先日久しぶりにハウスに顔をだしてスタッフを安心させたという。
　ところが、お母さんが体調を崩してしまった。「お母さんが元気なうちに、なるべく早く手術を受けさせたい」と北田さんは気をもむ。?
　北田さんが代表をつとめる「ナニャンゲ・レジーナちゃんの心臓手術を支援する会」では、手術には最低1万3000ドル（日本円＝約２００万円）が必要だとしている。

　ナニャンゲちゃんの心臓病の正式な病名はファロー四微症。手術なしでは命をながらえることはできない。開胸手術の設備のあるインドでの手術をめざしている。
　「ナニャンゲ・レジーナちゃんの心臓手術を支援する会」への募金は、郵便振替口座００９９０-６-１９１０７２まで。金額はいくらでもかまわない。
　詳細はブログhttp://nanyangeheartoperation.ameblo.jpを参照。
　北田さんへの応援メッセージや、「ナニャンゲ・レジーナちゃんの心臓手術を支援する会」への質問、問い合わせは、nanyange@hotmail.co.jpまで。

《訂正》問い合わせメールを、「Nanyange@hotmail.com」とお伝えしましたが「nanyange@hotmail.co.jp」の誤りでした。おわびして訂正します。（2005年12月20日23時50分　編集部）


【写真下】ナニャンゲちゃんと母。（昨年、ウガンダで。　北田浩嗣さん提供）