関西学生女子タッチフットボールリーグの初戦、神戸大-京府大が9月17日に聖和大学グラウンドで行われた。神戸大は全攻撃権をTDにつなげ8TDを獲得。さらに京府大を完封し、52-0で勝利した。【9月17日 神戸大NEWS NET=UNN】?
神戸大のキックオフで試合開始。京府大の最初の攻撃をパントに抑えると、次の攻撃でQB山田からC三浦への30ヤードパスが成功し、残り10ヤードまで攻め入る。再びC三浦へのパスで残り2ヤードとすると、最後はQB山田からWR加藤へのTDパスが成功し、先制する。第2QにはWR加藤へのパスで2TD,C三浦へのパスで1TDを獲得すると、25-0で前半を折り返す。
第3Qにも2TDを決めて38-0と京府大を引き離すが、第3Q後半には京府大QB永田の15ヤードランなどで残り2ヤードと、この試合初めて、神戸大陣地深くまで攻め込まれる。しかし、ここで相手がファンブルしたボールをCB泉がリターンし失点を逃れると、その後は大きなピンチもなく、2TDを追加。52-0で圧勝した。
試合開始から「自分たちのペースでやれた」(中村主将)という神戸大は、京府大を完封し、実力の差を見せつけた。試合後、今岡コーチは「今日はキッキングチームが一番よかった。キッキングで相手オフェンスのポジションを不利に持っていったことが結果的に失点0につながった」と勝因を話した。
オフェンスでは、スタメン出場したQB山田の落ち着いたリードで8TDを演出。「スピードがあるとか、ボールが遠くへ飛ぶという選手ではないが、相手とのかけひきや切り替えのうまさ、フリーの選手をみつける能力が彼女らしさ。うまくなった」(今岡コーチ)と、春から課題とされてきたQBの成長がうかがえた。
しかし、TFPが8回中4回の成功と振るわず、「(TFPがとれないと)厳しい」と中村主将は渋い表情をみせた。「まだつめがあまい。(TDが)あと2,3本は取れた」(今岡コーチ)と、大差での勝利にも完全には満足していない様子。「今日の勝利で気持ちを切らさずに次の試合まで取り組みたい」(中村主将)と、さらに気を引き締めて、「最大の山場」(今岡コーチ)である聖和大戦に臨む。
●関西学生女子タッチフットボールリーグ戦(9月17日・聖和大グラウンド)
神戸大 12 13 13 14 =52
京府大 0 0 0 0 = 0
【写真右】春から課題とされたQBは3年の山田が出場。落ち着いたリードをみせた。(9月17日・聖和大グラウンドで 撮影=武井礼美)
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