死者4万人、被災者250万人ともいわれているパキスタン北部地震。救援・復旧活動が難航する中、「自分たちにもできることをしたい」と被災地域の言語や文化を学んでいる大阪外大のウルドゥー語専攻が現地情報をホームページで10月11日より発信をはじめた。【10月11日 大阪外大新聞=UNN】
パキスタンの国語であるウルドゥー語。同専攻の学生ら10数人が授業の合間をぬってパキスタンの日刊紙「ジャング」などの現地ウルドゥー語・英語報道の翻訳、記事や用語の解説、救援に役立つウルドゥー語会話集などを作成している。現地からの情報を基本にしているため、日本のメディアでは伝えられていないカシミール北部(パキスタン側)や北西辺境州の情報も掲載されている。
また、記事や用語解説の欄では葬儀などのイスラーム教の文化習慣を説明や「ムザッファラーバード」などの地域の詳細な解説も閲覧できる。
専攻としては「地震などの災害は、その災害の瞬間もさることながら、その後に残された方々の問題が浮き彫りとなる。より多くの人に情報を共有していただくため、情報発信を続けたい」としている。
アドレスは大阪外大ウルドゥー語専攻(http://www.osaka-gaidai.ac.jp/~sas/Urdu/)まで。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。