近大に惜敗 関西学生アメフット

関西学生アメフット神戸大-近大が10月29日に、王子スタジアムで行われた。神戸大は近大に20-13で惜敗した。【10月29日 神戸大NEWS NET=UNN】


 第1Q、神戸大の攻撃から始まりゴール前10ヤードまで攻め込み、FGを狙うも失敗。しかし直後の近大の攻撃で、近大QBがファンブルしたボールをLB川村がリカバー、ゴール前18ヤードで攻撃権を奪取する。このチャンスから着実に攻めあげ、RB中井が中央突破してTD。先制点をあげる。この波に乗りたい神戸大だが、直後の近大の攻撃ですぐにTDを奪われ7-6に。神戸大は近大の守備を破れずパントするも、近大にカットされる。敵陣15ヤードという好機を与えてしまい、再度TDを奪われる。このままチャンスもなく、先制した波に乗り切れないまま7-13で後半へ。

Photo 第3Qも、近大の反則からチャンスを得るものの生かしきれない局面が続く。対して近大の攻撃ではディフェンスがタックルしきれず何度となく中央突破され、TDへと結び付けられる。このままでは終われない神戸大。DB佐野が近大QBのパスをインターセプトして流れを呼び込み、QB多和からのショートパスを次々と通していく。ゴール前14ヤードで、QB多和からのパスをWR福田が振り向きざまにキャッチしそのままエンドゾーンへ。TDを決め13-20と反撃する。
 神戸大は再び攻撃権を得るためにオンサイドキックを狙うも失敗。残り時間2分を近大に消費され、13-20で試合終了した。

 試合後、安井ヘッドコーチは「これまでの課題を克服できていない。今日の試合をしっかり反省して、あと2試合勝つしかない」と振り返る。また、矢野川主将は「取り組みが甘かった。近大の、気持ちを表に出してくるプレーに押され、立て直せなかった」と悔しさをにじませた。

 次に控えるのは同志社戦。近大に負け、今秋リーグ戦の勝ち越しはなくなってしまったが、矢野川主将は「入替戦のプレッシャーはあるが、あとの2試合に勝っていくだけ」と闘志はまだ消えていない。

●関西学生アメフット(10月29日・王子スタジアム)
神戸大 7 0 0 6=13
近 大 0 13 0 7=20

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