神戸大都市安全研究センターの一般公開「オープンセンター」が11月3日に開催され、同センター教授による「トーク&クイズ」や、実験施設の公開・実演などが行われた。【11月3日 神戸大NEWS NET=UNN】
同センターによる「オープンセンター」は毎年秋に行われているもので、今年で5回目。「専門家向けの発表だけではなく、広く市民の方々にも研究活動を知っていただきたい」と同センターの齋藤雅彦助手は話す。「毎年開催することで、防災意識を持つきっかけになれば」とも。会場では研究活動のパネル展示のほか、「フィールド展示」として屋外で実験機材を使った実演も行われた。
午後からは神戸市消防局とのタイアップにより、救命救急の切り札とされている「AED」(自動対外式除細動器)という医療器具の体験会が開かれた。AEDは心筋梗塞や不整脈などの心疾患の際に処置を施すための機器。コンピュータで制御するため、基礎的な知識があれば一般市民でも使用できる。神戸大は、この機器を保健管理センターに設置している。AEDによる早期処置で、患者の生存率は飛躍的に上昇するという。参加者は、消防局職員の説明に熱心に耳を傾けていた。
【写真下】消防局職員によるレクチャーを受け、AEDの使用を体験する参加者(いずれも11月3日・神戸大都市安全研究センター研究棟で 撮影=笹川和彦)
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