東西王座出場を逃す タッチフット秋季 

関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ戦の最終戦が11月6日に聖和大グラウンドで行われ、武庫川女大と対戦した神戸大は6-7で敗れた。この敗戦によって、6年ぶりに東西学生王座決定戦への出場を逃した。【11月5日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 神戸大のキックオフで試合開始。武庫川女大に敵陣20ヤード付近まで攻め込まれるが、ここでS中勝がインターセプトしターンオーバーとなる。神戸大はこのチャンスを活かしてQB山田を中心にパスを成功させていくと、最後は敵陣3ヤードからのパスをWR加藤が相手ディフェンス3人に囲まれるなかで見事にキャッチ。第1Q残り40秒で6-0と先制する。
しかし直後の相手攻撃でギャンブル成功させられるなどしてTDを許すと、TFPも決められ6-7と逆転されてしまう。第2Q残り9秒には再び自陣深くまで攻め込まれるが、LB江間のQBサックによってピンチを逃れ前半が終了。

Photo 第3Qに入ってもG鈴木がQBサックを決めるなど、好ディフェンスで相手攻撃を抑える。しかし第3Q終了間際、神戸大がゴールラインまで残り6ヤードとしたところで武庫川女大がインターセプト。試合時間残り7分で1点リードの武庫川女大に攻撃権を奪われ、時間をぎりぎりまで使われてしまう。試合時間残り1分15秒、相手の反則にも助けられてなんとかパントに追い込み、自陣16ヤードで攻撃権を得る。
 神戸大は、QB山田からG鈴木へのパスをさらにWR加藤に通すという、聖和大戦で終了間際に同点に追いついた得意のプレーを成功させるなど、逆転を狙い敵陣20ヤードまで攻め入る。
 残り時間29秒、QB山田からWR加藤へのTDパスが失敗。続いてC三浦へのTDパスも失敗し、残り時間は16秒となる。ここで再びQB山田、G鈴木、WR加藤のホットラインをつなげるも、TDには至らない。ゴールラインまで約10ヤード、残り時間2秒からのラストプレーはWR江間へのTDパスを狙うが、これをキャッチできず、試合は終了。わずか1点差で敗れ、東西王座出場を武庫川女大に譲った。

Photo 昨年の東西王座決勝で逆転負けし、5年間守った学生王者の座を奪われた雪辱戦だったが、昨年と同様1点差での敗戦に「去年から進歩がなかった。それだけの実力だったということ。これでは相手の引き立て役にしかならない」と今岡コーチは試合後、厳しい言葉を並べた。
 中村主将は、「去年も今年も1点差で負けてしまった。技術だけではない。残り1秒、1ヤードを自分たちで乗り越えていく気持ちの部分がまだ足りなかった」と悔しさをにじませた。
 この敗戦によって、6年間続いた東西王座連続出場が途切れた。

 

●関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ戦(11月6日・聖和大グラウンド)
神 戸 大 6 0 0 0=6
武庫川女大 0 7 0 0=7


【写真中】前半終了直前にLB江間がQBサックを決めて、失点のピンチを逃れた。
【写真下】QB山田が逆転のTDパスを再三狙うも、成功できなかった。(11月6日・聖和大グラウンドで 撮影=武井礼美)

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