神戸大ベンチャービジネス研究会が主催するフォーラム「志して生きる」が11月13日、百年記念館大ホールで行われた。講演では、楽天株式会社の三木谷浩史社長と、大学院経営学研究科の三品和広教授が対談。およそ270人の学生・社会人が耳を傾けた。【11月13日 神戸大NEWS NET=UNN】
フォーラムの表題「志して生きる」には、主催者側から学生に向けた3つのメッセージが込められている。「学生にやる気を出してもらって、未来に向かって挑戦してほしい」「何か自分の進むべき道を定めて、全力で頑張ってほしい」そして「企業家精神によってベンチャービジネスを興す学生が出てきてほしい」というものだ。
今回の対談は、学生が作成したビジネスプランコンテストや、六甲祭大賞のプレゼン発表会(六甲祭で出店される「企画が面白い模擬店」「経営が優れている模擬店」を表彰するイベント)と合わせて行われた。会場には、事前に申し込んだおよそ270人の学生・社会人が訪れた。
対談の中で三木谷氏は、自身の経営についての考えや、学生時代のエピソードなどを伝えた。冗談を交えた話では会場の笑いを誘う場面も。
「人より一歩先を読み、現在には存在しない市場を開拓したことが、今の自分につながっている」と三木谷氏。参加者は真剣な表情で講演に耳を傾けた。対談後に設けられた質疑応答の際には、多くの学生が質問を投げかけた。
「さすが一流企業の社長だと思った」「話し方が上手い。聞く人の気持ちをつかんでいて、面白かった。今日の講演を聞けてよかった」と参加者の声。三木谷氏が学生時代、テニスに打ち込むあまり単位が危なかったというエピソードには「親近感を覚えた」との意見も上がった。
【写真中】自身が考える経営理念について三品教授とのやりとりが続く。
【写真下】およそ270人が対談に耳を傾けた。(11月13日・百年記念館大ホールで 撮影=森田篤)
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