読売新聞が11月16日に伝えたところによると、イワシやサバなどの青魚に多く含まれる油の成分をとると心臓病になるのを減らす効果があることが、日本人約2万人を対象にした大規模臨床試験で確かめられた。横山光宏・神戸大教授(循環器病学)らが、米テキサス州ダラスで開催中の米国心臓協会学術集会で14日、発表した。【11月16日 UNN】
男女1万8645人を対象に、半数には魚の油成分、イコサペンタエン酸(EPA)を抽出した高純度のカプセル薬も毎日飲んでもらったところ、EPA薬の服用には心臓病のリスクを19%減らす効果があったという。
これまでも、魚を多く食べる食生活が一因と指摘されていたが、大規模な臨床試験で確かめられたのは初めて。今回の臨床試験に使われた薬はすでに、高脂血症などの治療薬として医療現場で医師が処方している。
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